先生…行かないで。
「お前ら、うるせ-ぞ」
その声の主は、先生だった。
あたしの大好きな井上先生。
先生に会えた嬉しさ半分と
怒られた怒り半分が
あたしの心の中で戦う。
洋くんと先生が言い争いをしてた。
あたしは、そんな中
自分の心の中で懸命に戦ってた。
先生の目が凄く怖かった。
目力がすごかった。
あたしは、その先生の目を見て先生は本気で怒ってるんだと思った。
先生が洋くんに怒鳴った。
洋くんは、めんどくさそうに聞いていた。
あたしは、少し睨みがちで先生のこと見ていたかもしれない。
すると急に先生が
「莉奈もだぞ?」
と言ってきた。でも…
「はいはい。分かりました」
って素直になれず、可愛くない言い方をしてしまった。
本当は、凄く後悔してた。