先生…行かないで。


ドキドキ…

少しの間、無言が続いてた。

「どうした?」

突然先生に声をかけられ、ビックリした。

「えっ?」

「なんで無言なんだよ-」

「先生こそ」

「ははは。ところで莉奈はちゃんと
 ノート取ってんのか?」

「取ってます-」

「じゃあ、厳しくチェックするからな?」

「え…。い、いいもん」

「ほ-。言ったな?」

「うん」

そんな会話をしていると
職員室についた。

「よいしょ!」

そう言って私は先生の机の上に
ノートを置いた。

「おう!さんきゅーな」

そう言って先生わ私の頭を
くしゃくしゃと撫でた。

ドキッ…

「うん!じゃあね。先生」

「お、おう!」

先生は少しビックリしたような顔をしていた。

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