切ない恋愛
小学五年生の六年生になるちょっと
前の春休み。
重野潤子(しげのじゅんこ)(11)
は、ある同い年の男の子とであう。
「りえちゃーん!まだまさきが好きなの?」
私の親友の大野理恵(11)
小2からの付き合いだ。
「まだ好きだよー。ってか今日麗斗たちと遊ぶけど潤子も遊ぶ?
「いくいくー!!!」
りえと私で待ち合わせ場所で待っていた。
「よっ!」
後ろから声がした。
振り向いたら、“新倉麗斗“だ。
これから先、この人が私の運命を変えるとは、思いもしなかった。
男子四人、女子二人でサッカーしてマンション鬼ごっこをした。
私とりえが鬼。
私は麗斗を捕まえた。
なんか疲れてしまって座り込んでしまった。
「はぁつかれたぁ....」
「ぅぁーー...」
麗斗も座り込む。
「私さ...最近太っちゃって...。痩せなきゃなぁ。」
私はシーンと静まる中、何故か言ってしまった。
「重野あんま太くねぇよ?気にすんなよ。」
「でも前デブってゆったぢゃんW」
「あれは冗談だってW」
そんなとき。
なんでか、ずーっとくっついて何分も話していたのに気づいた。
「ヨシッッ、そろそろいくか」
「うん。」
そのときからかな...私は麗斗のことを気になりかけてた。