あいつは先輩
「このみが遅れた理由は寝坊かぁ?」


「うん、それもあるけど...。」


私は優花にさっきあった事を話した。




「うーーん。それって一年なのかな?一年だったら自分も急がなくちゃいけないのに。」


うん。確かに...。


「じゃあ二年?てか先輩....?」


そうなると私は先輩に馬鹿男といってしまったのか....。


先輩に.....。




いやまてい。


先にへんなっこと言ってきたのあいつだ。


それじゃあ私は悪くない。


それに先輩かもまだ分からないし。



そいつはワルでたださぼっていただけかもしれない。


よし。


そういうことにしよう!


それにもうかかわる事なさそうだしー。


なんにしろ私の高校生活は楽しいものに決まってるんだから!!









このとき、私はこれからおこるあの男とのできごとを知るよしもなくそんなのんきな事を考えていた。


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