あいつは先輩
「このみ!!!!」



優花が私を呼んだのは、私が食堂のラーメンを頼んでる時だった。



「優花。やっときたなー」


私は優花に向かって手を振った。



「ゴメンね!!メールに夢中になっちゃって。」


優花は息を切らしてそう言った。


そうとう急いできてくれたんだと思う。


「んーん。別にだいじょーぶ。」


「本当?じゃ、私カレー。」


おいおい、意外とあっさりだな。


しかもちゃっかり注文してるし。




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