あいつは先輩

すると堺も、私たちに気つ”いて近ずいてきた。


すると私の心臓がどきどきしだした。



「そっちはおわった？」



わたしはうまく堺の顔が見えない。


「はぃ、でも僕は振られちゃったんでさっさといなくなります。」



えっ、いなくなっちゃうの！？



「んーそうか。こいつは悪魔みたいな女だからなあ。早くいい恋見つけろよ。」



二人はそんなやり取りをして男の子は去っていった。






.......さっきあんなこと言われたから意識しすぎて気まずいよぅっ！！


ああああああっ！


もう！さっきのことは忘れよう。


平常心、平常心。




「.....なぁ。」



「なっ、なに？」




うわぁ、平常心でいようって決めたのにかんじゃった！


「ぷっっ、何かんでんだよ。」



「うるさいなー。」