あいつは先輩
*嫌がらせ
私達が付き合った次の日の放課後。


私は堺と一緒に帰っていた。


偶然にも、私と堺の家は同じ方向で朝学校に行くのも一緒。


自転車でニケツして学校に行くのが秘かなるわたしの夢で、堺はその夢を叶えてくれている。


今も堺の自転車にのってる。


「今日ね堺が好きそうなネコ見た。」


いっつもこんな普通の会話だけど何気に楽しい。


「へー。俺も見たかった。..........ていうかさー。そろそろ堺って言うのやめよっか。」


え、イキナリですね.......。



「いや、恥ずかしい。」


私は堺の背中に回している手を少し緩めた。


すると落ちるぞーって言われたから、慌てて強くした。


「恥ずかしいって言ったて、付き合ってるのに苗字で呼ばれるオレの身にもなってみろ。」


.......うむぅ。


確かに....。


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