アイツと私とアイツ
❀第二章❀ そして中学へ
中学生になった。

入学式。


駐車場を出ると、先生方がクラス分けの紙を配っている。


あ、近くに6年の時仲良かったみんなだ!

「あ!歌ちゃん~」


クラス分けの紙を見る。


6クラスかぁ…。


といってもこの学校の人の半分は同小の人。



みんなの名前を探す。。。


あ、私は1組。


え!?


なんでみんな見事に6組なの!?


私だけじゃない。ほかのクラス。

ぅお~い。

でも顔では笑ってみせる。

「あ~ごめんごめん」

「久しぶり~せいちゃん。」

「ウタちゃん~」

「あ、サヤちゃんも。」

「中学生になっても歌ちゃんの背は伸びないんだね。。。」

「もぉっ。しょうがないでしょぅ?」


「ウタちゃんクラス離れちゃったね」

うぅ。さっそく来たか。この話題。


「ぅ。うん。」

「でも遊びに行くからね!」

この言葉…すごく暖かいよ・・。  ありがとう。


も一度紙を見る

1組には仲いい人なんていない!


………

気づくと私の目は「利田 魁人」という名前を探していた。


どうやら3組のようだ…

なんていうか、地獄の底から天国の人を見ているような気持ち。


歌…うまくやっていけないよぉ…
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