いつも突然な君

「ごめ…なさい…1人駄目って…言ってたの…に」


男子生徒が出ていき静かになった部屋に、美羽の涙声が響く


「もういいから…泣かないで…美羽」


俺は泣きじゃくる美羽を抱き締める

抱き締めて気づいた、美羽の体が小さく震えてることに

怖かったんだな…
あたりまえか…


「美羽、保健室行こう?…薬が抜けるまで寝てな。あそこなら、先生いるから安全だ」


ね?
っと促すと、ゆっくり頷く美羽

それを確認した俺は、美羽を抱っこした

嫌がるかと思ったが、美羽は大人しく俺の首に腕を回してきた

いつもより色っぽい美羽に、内心ドキドキしながら気を使うように、保健室へと向かった

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