いつも突然な君

「馬鹿だなぁ…」


俺が呟くと、美羽が見つめてくる


…あぁ、ヤバい…

そんな、熱っぽい潤んだ瞳で見るなよ…


「葉音…?」


俺が1人で理性と戦っていると、美羽が首を少し傾け俺の名前を呼ぶ


あぁ、駄目だ…
これ以上ココにいたら、俺は絶対美羽を襲う

それは、絶対回避したい
だから…


「後で来るから。大人しく寝てなさい」


俺は美羽の質問には答えずに、そう言った

そして、何か言いたげな美羽を残し、保健室から出て行った

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