いつも突然な君

「ねぇ、葉音。アレ何やってるの?」


窓の外を指指しながら、葉音に聞く


「うちの学園名物。小・中・高・大 合同後夜祭イベント"大告白大会"。皆、あのステージから、大声で叫んで想い人に想いを告げるんだよ」


すごいことしてるんだなぁ…
私は恥ずかしくてそんなこと出来ないよ


「葉音は、あそこに居なくていいの?…葉音モテるよね?」

「さっきまで居たけど…逃げて来た。…何回も呼ばれては、引っ込んでを続けて…疲れた」


私の問いに答えた葉音

呼ばれては、引っ込んで…ってことは、何回もあそこで告白されてたって…こと?

皆…葉音のことが好きなんだって思うと…胸の奥がきゅってなる

葉音は私のものでもないのに、独占したい気持ちになる

あぁ…自分醜いなぁ…

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