いつも突然な君

「…は…おと?」


私が恐る恐る声をかけると、男の子は振り向いた

振り向いた男の子の顔は、幼さが抜けた顔だったが、間違いない…


葉音だった


「美…羽…?」


驚いた様子の葉音


「うわぁ!葉音だぁ!懐かしいね!久しぶりだね!!…あれ?…元気ないね?どうしたの?」


偶然の再会に喜んでいると、気づいた

葉音の何か言いたげな、寂しい瞳に…

心配になり、問いかけるが葉音は答えない

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