いつも突然な君

「あ、そろそろ帰んなきゃね。門限あるし…」


料理もケーキも食べ終わり、しばらくすると春野が時計を見て言った

1人暮らしの俺と美羽とは違い、隼人と春野は家族と住んでいるからな


「じゃ、送りながら俺も帰るよ!」


っと、言いながら帰り支度を始める隼人


「あ、じゃあ私も帰る」


っと言った美羽の腕を掴む

そして、耳元に口を寄せて小さな声で言う


「お前は、駄目。ここにお泊まり。ちなみに、拒否権は無い」

「えっ…」


ピシッと固まった美羽を無視して、俺は2人を見送るため玄関に向かった

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