いつも突然な君

「…ゆ…びわ…欲しい…な」


恥ずかしいのか、俺から少し目線をはずして、小さく言った


「指輪?」

「うん…。あのね、瑞希の薬指にはまってる指輪見て、いいなぁ…って思って」


へぇ…
知らなかった

隼人、あげてたんだ指輪


「わかった」

「!!いいの?!」

「うん」


俺が了承すると、美羽はパッと顔を上げた

その美羽の顔は、本当に嬉しそうに笑っていた

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