いつも突然な君
「お母さん!!」
家に帰って来るなり、お母さんに飛び付く
「あら、お帰り?どうしたの?」
私に向き直るお母さんの目を見る
「私、葉音の所に行く!葉音と同じ学校に行きたい!」
「葉音くん?」
いきなり出てきた名前に、お母さんは驚いている
「…別にいいけど…葉音くんの行ってる学校って、ココからかなり距離あるわよ?…1人暮らしするの?」
「うん。駄目?」
私の真剣な顔を見て
お母さんは、少し考えてから"わかったわ"っと笑顔で了承してくれた