いつも突然な君

12時になり、2人が店から出てきた

私服の健兄は、やっぱりかっこいいなぁ

そして、隣に居るアスミさんも、ふわふわの長い髪をなびかせて…可愛い!

さっきは、バイトの帽子被ってて気づかなかったけど…綺麗な髪だな…いいなぁ


「ごめんね?待たせちゃった?」


アスミさんの髪をじーっと見ていた私は、アスミさんの声で我に返る


「え、あ。大丈夫です!行きましょ!パフェが待ってます!」


そう言って、2人の二歩前を足早に歩く私


「パフェは逃げないよ、美羽ちゃん」

「早く食べたいのよね?美羽ちゃん」


そんな私に、後ろから声をかけてくる2人

なんか、本当のお兄ちゃんとお姉ちゃんみたい

私は一人っ子だから、なんだか嬉しくなった

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