いつも突然な君

俺、まさか無理矢理…?

美羽依存症の俺が禁断症状出してもおかしくない…かも

そう思うと、血の気が引いた

すると、美羽がもぞっと動いた


「ん〜…」


どうやら美羽が目を覚ましたらしい

俺の心臓はあり得ないほど早く脈打っている

また、あの冷たい瞳で見られるんじゃないか?

そんなことを思ってビビっていると、美羽の瞳が開いた


「おはよ。葉音」


そう言って笑う美羽の瞳は

冷たい瞳ではなく
…暖かい瞳だった


それを見た瞬間、少し泣きそうになった

たぶん、安心したんだ

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