いつも突然な君

「…おはよ…美羽。あの、ごめん…昨日の記憶無いんだけど…俺、何した?」


俺を見つめる美羽に、聞く

美羽は、俺の質問を理解したらしく、布団で体を隠しながら言った


「葉音は何もしてないよ。昨日も、一週間前も。…ごめんなさい。私の早とちりだった」


よかった…
どうやら、俺が想像したようなことは、してないらしい

ん?
一週間前も?
早とちり?

何の話だ?


「あの…だから。一週間前、"葉音が何かした"って言ったでしょ?…あれが、私の早とちりだったの」


俺が悩んでると、美羽が捕捉してきた

一週間前…

あぁ、そっか…

俺が何かしたから、美羽に拒絶されたんだった


それが、早とちりだった?


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