いつも突然な君

葉音の横に並び下校中…

私は、一つの疑問が気になって仕方がなかった


なぜ、葉音の名字が違うのか…

私の記憶違いなのか…
それとも…


「聞きたいことがあるなら、はっきり言え」


葉音をチラチラ見ていたからか、葉音にバレた


「でも…」

「早く言わないと、答えないぞ?」


もたもたしている、私にイライラしたのか睨まれた

怖い…


「…名字…」

「あぁ。…離婚したから。"日高"は母さんの旧姓。俺は、母さんに引き取られたからな」


顔色ひとつ変えずに、葉音は語った

名字が違うから、なんとなくそうなんじゃないかな…とは、思ってたけど

やっぱり、そうだったんだ…

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