いつも突然な君

「お粥…食べる?」


っと聞くが、葉音は首を横に振った

食欲も無いのか…


「じゃ、ゆっくり寝てね。私、帰るけど携帯離さず持ってるから、何かあったら電話して?」


そう言って、私は立ち上がる


「明日、来るからね?じゃ、おやすみ」


言いながら、くるりと玄関の方に向く

そして、一歩足を踏み出した時

何故か後ろにぐらりと傾く


「うぇ?!きゃあ!」


私は、変な悲鳴をあげながら後ろに倒れ込んだ

倒れて気づく
私が倒れた理由


私の腕を、葉音が掴んでいた

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