いつも突然な君
「ね…葉音…きのう…」
「ん?」
何かを言いたげな美羽
昨日?なんだ?
「やっぱり…いいや…葉音のことだもんね…」
言いかけた美羽は、聞きにくそうな顔をして、聞くのをやめた
昨日?俺のこと?
「…捨てられた話?」
「っ!!」
ビンゴだったらしい
まぁ、美羽になら話してもいいかな
「引っ越してすぐに…うち離婚してさ。俺は母さんに引き取られたんだ。でも、俺は12歳の時に捨てられたんだ。母さんに。」
俺が話始めると、美羽は真剣に聞き始めた