いつも突然な君
「美羽は、役にたったよ?」
「え?」
「美羽が居なかったら、俺死んでるしな」
そう、俺は美羽が居なければ中3のあの日に死んでいた
「俺、母さんに捨てられて悲しくて、父さんに会いに行ったんだ」
美羽と再会した中3のあの日に
「そしたら、父さんも再婚しててさ。…ちょうど、家の近くに兄ちゃんがいたから、声をかけたんだよね」
でも、そこには兄ちゃんともう一人小さい子供がいて
"お兄ちゃん、だぁれ?この人"
って、小さい子供が言うと
"さぁ?知らない人だね。帰ろっか?"
って、兄ちゃんは言った
「兄ちゃんは、俺を拒絶したん」