いつも突然な君
放課後
現在いる場所は図書室
あの後、悔しそうな顔をしながら、葉音は引き受けてくれた
「…ーで、この公式を使うと…」
「あ、そっか!わかった!」
葉音は、優等生なだけあって、教え方が本当にうまかった
数学の先生の数倍分かりやすい
「なぁ!美羽ちゃんと俺達の扱い違いすぎない?!」
「もう、書き飽きた!」
私の斜め前に座っていた、栗林くんと瑞希が葉音に抗議していた
ちなみに、二人は古文のお勉強中
「隼人と春野は、暗記力が無いんだから、ひたすら書いて覚えるしかないだろ?読み方は教えたんだから、後は書けっ!」
…教え方うまいけど、鬼指導だ…怖い…