いつも突然な君

「お腹空いたぁ…」


きゅるきゅる鳴る私のお腹を擦りながら呟く


「あ、美羽。今日、おまえ俺の所で夕食作ってね」

「え?!なんで?!」


本当にこの人の言動は、いつも突然過ぎる


「テスト勉強見てあげたでしょ?お礼くらいしろ」


うっ…
そう言われると、言い返せない


「私、作れないよ?下手だから」


自慢じゃないが、私は料理音痴だ

カレーすらまともに作れないほどの、駄目っぷりだ

でも、葉音は…


「いいから、作れ」


っと、どうしても作らせるつもりらしい…

どうなっても、知らないからね?

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