いつも突然な君

「美羽」


教室を出た所で呼び止められて振り向くと、エプロン姿の葉音がいた

葉音は、1人暮らしで料理が出来るからという理由で、キッチン取締役に任命されていたような気がする


「絶対1人で行動するなよ?」

「あ、うん。瑞希と一緒にいるから大丈夫だよ?」


まったく…
瑞希も葉音も心配しすぎだよ


「なら、いいけど…春野も気をつけろよ。」

「大丈夫よ。私に何かあったら隼人が黙ってないわ」


そんな会話を繰り広げ、葉音は持ち場に戻っていった

< 88 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop