いつも突然な君

〜葉音side〜


文化祭始まって、数分しない内に満席になるうちのクラス

キッチンを仕切っている俺は、投げ出したいくらい忙しい

クラスの男子の半数が、不器用って何なんだよ!

あーイライラする

そんな俺のイライラに、拍車をかけるように聞こえてくる客の会話


『なぁ、魔女と黒猫見た?』

『見た!ヤバくね?片方は、売約済みだけど…もう片方は、フリーだよな?』


『あの黒猫の子、何て名前なのかな?あとで、メアド聞きたい』



あー…
もう、本当っ
イライラする!

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