いつも突然な君
「ふぅ。すっきり」
っと、乙女らしからぬことを呟きながら屋上に戻る
屋上の扉を開けると、瑞希はまだ寝ていた
瑞希のところに戻るため、足を前に出したが…
動けなかった
誰かに腕を引っ張られた
「え…?」
驚いて振り向くと、知らない男子生徒がいた
「ちょっと、いい?」
そう言った、男子生徒の目が怖くて怯える
「よくない。瑞希っ…」
怖くて友達の名前を呼ぼうとしたが、男子生徒に口を手で塞がれ、声が出せなくなった
やだ!怖いっ!!
私の思いも虚しく、屋上の扉は閉まり瑞希の姿が見えなくなった