いつも突然な君

「ふぅ。すっきり」


っと、乙女らしからぬことを呟きながら屋上に戻る

屋上の扉を開けると、瑞希はまだ寝ていた

瑞希のところに戻るため、足を前に出したが…


動けなかった


誰かに腕を引っ張られた


「え…?」


驚いて振り向くと、知らない男子生徒がいた


「ちょっと、いい?」


そう言った、男子生徒の目が怖くて怯える


「よくない。瑞希っ…」


怖くて友達の名前を呼ぼうとしたが、男子生徒に口を手で塞がれ、声が出せなくなった


やだ!怖いっ!!


私の思いも虚しく、屋上の扉は閉まり瑞希の姿が見えなくなった

< 96 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop