愛と桜と空。
復讐
「はぁ?んなの知らねーし、お前が何とかしろよ」


カレは、ゲラゲラ笑いながら私を見た。


「な…、そんな!だって五百万なんて大金、私にはないよ!?」


「だーかーらー…」

グシャッとたばこを潰すとカレは私の肩を握りしめた。


ギリギリ…


痛い…。


「お前が何とかしろよ。俺は知らねぇ。そんで俺ら終わりな。」


「終わりなって…、

いやだよ!?私は太一以外あり得ない!!!」


「俺に依存してんの?悪いけど、俺はもうアンタに飽きたから。それに保証人になってくれるって言ったのはお前だろ?」



「それは…、」


私は唇を噛み締めた。


「じゃあもう帰れ。最後に抱いてやろうか?」


太一が甘い声を出しながら私の髪の毛に優しく触れた。 あぁ、愛しい、


私は、コクンと、頷いてしまった。


「フ、おいで…」


「あ…!」




太一に抱かれる、それが私の存在価値だった。
けれど、それも今日で終わり…、
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