銀色の龍と蝶と妖精

瑠衣side








「月歌!」


僕がそう叫ぶと月歌は振り返った






僕は声が出せなかった



あんなに絶望した顔を見れば

誰でも声なんで出せなくなるよ・・・・





人にも世界にも・・・・


自分にも絶望してるんだ・・・・







「嘘・・・だろ・・・・」


陽が目を見開いく






隼人は月歌へとかけよったが

もう遅かった







月歌は飛び降りた

銀色のプラチナブロンドを揺らしながら・・・・







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