銀色の龍と蝶と妖精








先生の言葉で

病室は静かになった






「俺はもう行くけど

他に言う事はあるか?」






「どうして月歌はあんな高い所から

飛び降りて怪我1つないんですか??」






「飛び降りた下にちょうど

布団を詰めたトラックがあったんだ」






(ありえないだろ、普通)






「そこにちょうど落ちて

トラックが動き出して落ちたんだろうな」






「悪運強すぎるだろ・・・・」


陽がゲンナリとそう言った






「お前、この子が嫌いなの?」







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