銀色の龍と蝶と妖精
そりゃあ驚くだろう
こんなに美しければ
私でもこれ程美しい容姿は見たことない
「綺麗な子だねぇ・・・・」
隼人がほぅっとした様子で言う
「まるで妖精だな、色んな意味で」
いろんな意味とは“色”の事だろう
「・・・・フェアリー?」
瑠衣が首を傾げる
「龍、私お腹すいたんだけど
こんな子ほっときましょうよ」
他の連中はどうでもいいわ
だから、龍だけは魅了しないで・・・・
「あ、あぁ・・・・」
龍はもう1度少女を見ると
車へと歩き出した