銀色の龍と蝶と妖精

決心


瑠衣side








「うん」


そう言う月歌は

不思議そうに首をかしげた






「じゃあ、ごちそうさまだね」


隼人がニコリと笑う






「ごちそうさま?」



また不思議そうにしている

月歌の様子だと



     “ごちそうさま”



を知らないようだ





「食べる時は

“いただきます”


食べ終えた時は

“ごちそうさま”って言うんだよ」



隼人が優しく教える





「ごちそうさま・・・・?」







< 58 / 139 >

この作品をシェア

pagetop