銀色の龍と蝶と妖精









月歌はぎこちなくそう言った






「ねぇ、月歌

ご飯おいしかったぁ??」



僕は笑いながらそう言った






「おいしい?」




えっ

もしかして・・・・






「おいしいって何??」



月歌は嬉しくも悲しくもない表情で聞く




どうして知らないの?

あぁ、そっか・・・・




ないんだ・・・



おいしいって感覚や感情が




わからないんだ・・・・







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