銀色の龍と蝶と妖精








「もういいよ」


私はみんなの前に姿を見せた






「「「月歌??」」」






「捨てられる事にはもう慣れっこだから」


私は初めてみんなに微笑んだ




私、笑えるんだ


フとそう感じた





「それに感情なんてないもん」


だから私は・・・・


悲しくも無い、嬉しくもない



何も感じない



そう、ただのお人形




少しの間みんな黙っており

ようやく隼人が言葉を発した




「勘違いしてるね」








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