銀色の龍と蝶と妖精








陽は顔を背けて言った





その言葉に月歌は微笑んだ






微笑む月歌はやっぱり綺麗で

僕も2人も言葉を失っていた




 
       サー    サー





少し強い風が吹いた





風のせいで、月歌の

美しい銀色のプラチナブロンドが揺れた





(何て美しいんだろう・・・・)


そう思ってしまうのは仕方ない




月歌を見れば見るほど美しく

飽きる事がない程愛らしいのだ






「綺麗・・・・」

だから僕は無意識のうちにそう呟いていた








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