銀色の龍と蝶と妖精








「月歌・・・・」


最初に言葉を発したのは瑠衣だった






「大丈夫、僕たちがいるよ

もう、寂しくないよ・・・・」



そう言い月歌の頭を撫でる





でもその言葉はまるで

自分に言い聞かせているようだ・・・・





「もしかして瑠衣・・・・」





「陽、わかってるから」


隼人がそう言った






「あ、あぁ・・・・」


俺はとりあえずそう言った






「月歌

俺達が話すだけだから

月歌は話さなくてもいいから、行こう?」







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