銀色の龍と蝶と妖精








「よう・・・・」





「陽」


だんだんハッキリしてきて

俺は目を開けた




空はもう真っ暗だ

隣りを見れば月歌も寝ていた






「隼人・・・・?」






「もう2時だ

それなのに月歌の親は

1度も帰って来ない、おかしくないか?」






「おかしいも何も

最初から全部おかしいんだ


それに虐待されてるんだから

帰って来ないのも当たり前だろ?」



俺は欠伸する





「何か陽

月歌に冷たくない?」







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