銀色の龍と蝶と妖精








「こっちは昼も夜も食ってないんだ

それに・・・・

月歌に無視されるしよッ」






「毎日なのかな?」






「あ”?」


空腹のピークでイライラする





「毎日こうやって

いつ帰ってくるかわからない両親を


一点を見つめ・・・・

ご飯も食べないで待ってたのかな?」



隼人が少し悲しそうに言う





「だろうな・・・・」


俺は月歌を見ながら呟いた





俺は腹が減ってイライラしてたけど

月歌は毎日をこうして


1人で待ち続けてたのか・・・・?




      帰って来ない親を・・・・






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