銀色の龍と蝶と妖精








「今何時だ?」





「2時だよ」


どうりで暗いわけだ





        ガチャ



俺達は反応する


そして月歌も起きた




どんどん近づいてくる足音






「あっ、おかえりなさい・・・・」


震える声でそう言った





その先には女の人がいた

茶色い髪を軽く巻いた色気のある


月歌に少し似ている綺麗な女の人が





女の人は何の反応も見せず

目の前のテーブルにお弁当を置き


イスに座った








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