銀色の龍と蝶と妖精
「おい、あんた母親だろ?」
俺が立ち上がりそう言うと
母親らしき人は眉をしかめた
「その子が欲しいならあげるわ
だから私を母親だと言わないで」
月歌を見下しながら言う
「おまッ」
「少しお話をしましょう」
隼人が俺を止め前に出た
月歌の方を見れば
瑠衣が何か囁きソファーの上で眠った
「いいわよ」
月歌の母親がそう言うと
俺達はイスに座り向かい合わせになった
「貴女は月歌を虐待してますよね?」