銀色の龍と蝶と妖精
「ありがとう・・・・
あの子を引き受けてくれて」
泣きながら少し安心したように言う
「いえ・・・・」
隼人がそう言った
「どうしても無理だったの・・・・
あの子の色も私に似てる所も
全部、見てて吐き気がする
私はあの子がいる限り幸せにはなれない
前に進めないのよ」
俺達はうつむき聞いていた
「ねぇ、貴女もそう思うでしょ?
月歌・・・・・」
えっ?
月歌は眠っているんだろ?
そう思いソファーを見ると
小刻みに震える頭が見えた・・・・