銀色の龍と蝶と妖精

月歌saide






あの時瑠衣はこう囁いた




「全部忘れて眠ってればいいよ

起きた時には全部解決してる」



そして私は目を閉じた



ウトウトしていたら

お母さんの泣き叫ぶ声が聞えた






「やめて・・・・ヤメテ!!

あの子は私の子じゃない!!

だってあの子は・・・・ッ」



あの子って私の事・・・・だよね?





それからは聞いていた


私がレイプされて出来た子

私のせいでお母さんの好きな人は消えた事

お母さんは私を絶対に愛してくれないこと



私の存在が・・・・

お母さんを幸せにできないこと・・・・




どうしてだろう?



気持ち悪い・・・・吐きそうだ

体が寒くも無いのに震える


息が苦しくて出来ないっ 









< 99 / 139 >

この作品をシェア

pagetop