片腕の彼に恋しちゃいました。
「いぃんですか?」



〈全然OKだよ!
男四人だから少し暑苦しいかもしんないけど。
杏李ちゃん来てくれたら
みんな喜ぶと思うよ!〉



「そんなことはないですよ。
じゃあ……。」



こうして私は



マキとアドレスを交換した。



〈すいませんでした!〉



マキは頭を深々下げて



お母さんに謝った。



私が事情を話したら



お母さんもわかってくれたみたい。



〈じゃ!またね、杏李ちゃん!〉



「ありがとうございました。」



〈敬語辞めてよ!
普通でいいよ普通で。〉



「…ありがと/。」



〈それでいい!じゃ。〉



マキは手を振って帰って行った。
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