片腕の彼に恋しちゃいました。
八月三日。



『おぅ。』



「おはよ。」



『後ろ。』



「うん!」



私は峻稀のバイクの後ろに乗った。



「そういえば、
あの時の峻稀、
優しくなかったな〜。」



『あ?』



「何でもなーい!」



私は峻稀と初めて会った時のことを思い出していた。



『ちゃんと捕まってろよ。』



「うん。」



あの時の峻稀は



こんな印象じゃなかった…。



峻稀…変わったね…。
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