片腕の彼に恋しちゃいました。
あれから一週間ほど経った



ある休日。



朝早く、携帯が鳴った。



【おはよ、杏李ちゃん!
今日何か予定ある?
何もなかったら、俺達と遊ばない? アキ】



遊ばない?って、ナンパかっ!



今日暇だしな〜。



冴原って人にも、早く会いたい。



私はメールを返した。



【いいよ!何時?】



【よっしゃー!
九時頃に迎えに行く!】



【わかった!】



さっ!準備しますか!



どの服着て行こっかな〜



と、迷っているうちに



時間はどんどん過ぎ、



あっという間に時間になってしまった。



化粧してないしっ!



急いで化粧もした。



鏡で全身を見て「OK!」と自分に自信を持たせた。



…ピンポーン……



〈杏李ー!お客さん!〉



「はーい!」



階段を駆け降りた。
< 11 / 247 >

この作品をシェア

pagetop