片腕の彼に恋しちゃいました。
〈え…。〉



「あれから一度も連絡くれないし
峻稀が電話しても
出ないって言ってるんです。
お父さんならわかるかなって…。」



〈…私もわからないな。
ここにはいないよ…。
他をあたってみたらどうかな?……〉



「…わかりました。」



なんかおかしい…。



なにか隠してる。



…絶対なにかある。



もしかして…マキになにか…。



私はすぐに、峻稀の家に行った。





玄関から出てきた峻稀は



寝起きのようだった。



『…杏李。』



「ごめん、寝てた?」



『ん…。入れよ。
エアコンつけてるから。』



「うん。」
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