片腕の彼に恋しちゃいました。
〈はい。〉



………。。



私と峻稀は、顔を見合わせた。



確かに聞こえた返事。



マキの声そっくりだが、



マキよりもか細い声に聞こえた。





峻稀がドアを開けると、



そこには、マキが



ベッドに座っていた。



〈…峻稀。……杏李…ちゃん?〉



「……マ…キ…。」



マキは目を大きくして



凄く驚いていた。



〈なんで…ここに…〉



「なんでじゃねーよ。」



マキの問い掛けに対して



峻稀は怒鳴り気味に返した。
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