片腕の彼に恋しちゃいました。
〈……帰って…。〉



『は?』



〈…帰ってくれない。〉



『お前何〈帰れって!!〉!!』



マキは読んでいた本を



私達に向けて投げた。



その時、マキのお父さんが



駆け付けた。



〈やっぱり。峻稀くんと杏李ちゃんだったか。〉



〈親父。その二人、
部屋から早く出して。〉



〈あぁ。二人とも、
医院長室に来てくれないか?
話しがあるんだ。〉



『俺らまだ話しが〈いいから。〉』



私達はマキのお父さんに連れられ



医院長室に入った。
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