片腕の彼に恋しちゃいました。
夏休みが終わる頃。



私達は、マキのところに行った。



『大丈夫か?
俺も一緒に入ろうか?』



「大丈夫だって。
それに、今は峻稀と
顔を合わせないほうが
いいと思う…。」



『確かにそうかもな。
俺、なんか買ってくるわ。』



「うん…。」



『頑張れよ。』



そう言って、頭を撫でると



峻稀の背中は遠くなっていった。
< 126 / 247 >

この作品をシェア

pagetop