片腕の彼に恋しちゃいました。
『…悪かった。』



「…いえ。冴原さん達のせいじゃ…。」



以外と素直なんだ。



〈「冴原さん」だって!〉



マキがそう言うと



峻稀は顔を赤くしていた。



『…峻稀でいい。』



「あ…。」



冴原峻稀、以外といい人かも。



峻稀はグラスの中のものを飲み干すと



グラスを持ち、立ち上がろうとした。



〈峻稀さん、いいっすよ!
俺持ってきます!〉



優太はそう言うと



峻稀からグラスを取って



冷蔵庫の方へと行った。



優太、今〈峻稀さん〉って言った?



なんで同じ歳なのにさん付け?
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